【開催レポート】FCP フォローアップ・ミーティング(2022年1月)

【開催レポート】FCP フォローアップ・ミーティング(2022年1月)

開催日時:2022年1月24日(月)9:30~16:00

形式:オンライン(Zoom)

 フォスタリングチェンジ・ジャパンは、フォスタリングチェンジ・プログラム(FCP)ファシリテーターのスキルの向上とクオリティの維持を目的とし、定期的にフォローアップ・ミーティングを開催しております。

今回は、第1回養成講座受講者から第9回養成講座受講者まで30名のファシリテーターが参加され、4府県(熊本、山口、長崎、大阪)の11機関から実践報告が、7都府県(広島、千葉、岩手、福岡、京都、東京、和歌山)の14機関から状況報告が行われました。

フォローアップミーティング中の参加者の様子

 今回は、参加者数も多く、各機関からへの質問・相談に対しても、別機関から様々な経験や意見が交換され、活発な議論が行われました。

 特に、コロナ禍でのFCP実践の難しさや、参加者里親の確保など、様々な困難に直面する中で、FCPのオンライン実施や、同時期に2グループの実施を行う形式の試行、3日間の体験版の実施など、多様な工夫を行いながら、FCPの実施が進められていることが確認されました。同時に、様々な工夫をしながらも、FCPの核となる部分は変えずに、変化に対応している状況が見られました。今後も、コロナの状況のみならず、里親支援そのものが変革期にある中で、各機関による挑戦を期待すると同時に、FCPのエッセンスを守りながら安心して挑戦していただくためにも、迷うことがあれば、事務局にご相談いただきながら、進めていただきたい旨を、ファシリテーターの皆さまにお伝えさせていただきました。

 ご参加者から事後のアンケートでご回答いただいたコメントを一部、以下に紹介いたします。

  • 他機関の様々な実践を聞くことができ、今後の実施方法について多くの学びを得ることが出来ました。また、実施するにあたっては、常日頃からの里親さんと子どもの関係性や、養育状況の把握の必要性、実施する側と里親さんとの信頼関係が構築されていることの重要性を改めて感じました。
  • コロナ禍であり研修の開催に難しい局面の中、来年度の研修計画にFCPをどのように組み込むか悩んでいたので、ほかのファシリテーターの方から様々なアドバイスと励ましをいただいて、前向きな気持ちになれました。
  • 皆さんがコロナ禍の中色々な工夫しながら実施されているところがとても勉強になりましたし、私自身、初めてのファシリテーターとしてくじけそうになっていた意欲を復活させてさせていただき、とても良い時間を過ごさせていただきました。
  • 他の県の取り組みを知ることが出来てとてもよかった。また、自分の県の取り組みを評価して頂いたことで、とても力づけられました。

 今後も引き続き、学びの共有の場、FCPを実践する仲間同士のエンパワーメントの場として、フォローアップミーティングの運営を継続していきたいと思います。