【開催報告】FCP フォローアップ・ミーティング

開催日時:2026年2月27日(金)13:30~17:00
形式:オンライン(Zoom)

 フォスタリングチェンジ・ジャパンは、フォスタリングチェンジ・プログラム(FCP)ファシリテーターのスキルの向上とクオリティの維持を目的とし、定期的にフォローアップ・ミーティングを開催しております。

 2025年度、第3回目となる今回のフォローアップ・ミーティングには、第1回養成講座受講から第19回養成講座を受けられた384名のファシリテーターの中から、11機関27名のファシリテーターが参加されました(その内1機関1名は見学での参加)。

 10府県より(栃木、千葉、神奈川、新潟、山梨、三重、大阪、広島、山口、長崎)10機関から報告が行われ、その内「実施報告」が6機関、「状況報告」が4機関からの発表となりました。

 この時期のフォロアップミーティングは参加者が多く、特に毎年実施している機関や、12+思春期版を実施しているベテラン機関からの発表は、経験からの知識や工夫点など発表も聞けるとあり、実施計画をたてるもがなかなか実践までにならない機関にとっては、とても有意義な時間となっております。

 今回の実施報告では、募集に繋げる工夫として、FCP体験会やデモンストレーションを里親支援関係者や施設職員にも参加していただきFCPの知ってもらうように仕掛けるなど、里親の参加率を高めるために事前の活動や、保育体制を設けたり、BGMの音楽をかけ季節を意識したお菓子や装飾など、参加し易い環境を整える機関も多く見られました。

 実施するにあたっての工夫では、模造紙ではなく大判のマグネットシートを再利用するかたちや、時間配分についてはカウントダウンタイマーを使うなど準備の効率化を図ったり、感情のところでは、褒められた経験の少ない里親さんに対して、嬉しい言葉を模造紙に書き出し、いつでも思い返せるよう貼っておっくなどの工夫であったり、事前の打合せや振り返りに時間をかけて行うなどの報告がありました。その他、里親ファシリテーターの繋がりで、隣の県までデモンストレーションを行い、それを機に今回ファシリテーターになられた方がいらっしゃたりと、FCPの広がり方についても参考になる報告でした。12+思春期版を実施した機関からは、里子の問題行動に悩みを抱え、感情が溢れる方もおられ、参加者、ファシリと一緒になって考え悩み励まし合うことで、参加者同士はもちろんファシリとの関係性もより良いものになった様子が伺えました。

 先生からは、デモステのプログラムを実施をしながら開拓をしていくのは素晴らしく、広域で協力しながらやれていくことも出来るんだと期待が持てたとありました。また、通常版を受けて、こどもが思春期になった時に、12プラスを実施していく流れをつくることは、里親さんにとっても心強く重要とのご意見をいただきまいした。

  状況報告では、ファシリの移動や日頃の業務に押されるなどで、意識が薄まっている現状があり実施の予定がうまく進まない点や、募集についても、来てほしい里親さんへのアプローチが難しかったり、共働きも多く毎週通う事が困難だったりと、ファシリのモチベーションと募集時点で悩む項目が多くあげられました。

 先生からのアドバイスでは、参加者が1人でも、計画があるのであればやっていくことで「1人」でもやってくれる」という気持ちにもなる。また、参加者の増やし方として、まず、そもそもFCPに興味がないのか、ただわかっていないのか知りたいところ、支援したいのに届かないというのはあるが、力入れ過ぎて離れるなどもあるので、「子ども預けれます」といったところに注目される告知でも十分に効果や、何か繋げていけるものにはなる。その他、体験版と併用してやっていくとか、里親支援センターであれば、里親さんの名簿で、どういう子どもを抱えているのか研修は何を受けているのかなど見てみる、その中でFCPの位置づけを出していくといった、まず里親さんの状況知りどう寄り添っていっくか、また、児童相談に理解してもらったり、施設の先生に理解してもらったといった働きかけなども大切になってくるとありました。ベテラン機関からは、行政からの集まりに顔をだいして、少しセッションを体験してもらい勧めてもらうなど、周りの人への声かけからの周知も重要とありました。

参加者からの感想(一部)紹介

●他施設の実践機関や状況報告が聞け、自施設のFBも参考にさせて頂きました。まずはFCPを知ってもらう為に、研修等で集まった所にFCPのアウトラインの紹介等取りれられる所は入れていきたいと感じた。

●次につながるヒントをもらえた。今期のまとめと振り返りができた。

●フィードバックが得られた、皆さんの実践内容が参考になった。その他研修の案内等も聞けて良かった。

●アドバイス、講評などは勉強になったが、全体的に時間が足りないこと、プログラム理解についての質疑応答の時間がない。

●悩みの共有が出来、他の県での実施方法や講師のアドバイスが聞けた。

  今回のフォロアップミーティングから、里親さんに参加いただくための努力は、地域によってハードルやSTEPがあり、実施するにはファシリテーターの力がとても重要で、このフォローアップに定期的にご参加いただくことで、モチベーションを取り戻せたり、内容の重要さを再認識いただける機会になっているのだと改めて感じさせられました。また、毎年第3回目は参加者が満席となり、発表や質疑応答の時間が押してしまうとう状況が続いております、事務局としての今後の開催内容や発表数を再検討していきたいと思慮しております。

 今回の次第、及び各機関の実施報告、状況報告の発表資料はフォスタリングチェンジジャパンのホームべージにございます、会員ページより観覧できます。

※会員ページのアクセスはFCPファシリテーターの方のみとさせていただきます