開催日時:2023年9月11日(月)13:30~17:00
形式:オンライン(Zoom)
フォスタリングチェンジ・ジャパンは、フォスタリングチェンジ・プログラム(FCP)ファシリテーターのスキルの向上とクオリティの維持を目的とし、定期的にフォローアップ・ミーティングを開催しております。
2023年度、第2回目となる今回のフォローアップ・ミーティングには、第1回養成講座受講から第14回養成講座を受けられたファシリテーターの中から、8名のファシリテーターが参加され、6都県(・東京・富山・長野・福岡・大分・沖縄)より、7機関から報告が行われました。その内「実施報告」が1機関、「状況報告」が6機関からの発表となりました。
今回のフォローアップミーティングの内容は、7機関中6機関が状況報告での発表となり、これからFCPを実施する準備段階での不安な点や質問が多く取り上げられました。
特にプログラム中のファシリテーターの割り当ての人数体制については課題が多く上がり、機関によってファシリテーターの人数が限られているところもあれば、それなりに充実し人数が揃えられるところもあるなど、県や機関によってファシリテーター数に差が出てきている現状。ただ、里親さんと一緒に場を作っていく為にも、ガイドラインの人数体制1-(3)に記載があるように(3名以上のファシリテーターでローテーションを組んで実施する場合にも、プログラムの一連の流れと受講者それぞれの状況や特性などを把握しておく必要があることから、担当ファシリテーターは、全員原則として12回のプログラムに同席するものとする) これらを前提にプログラムを組んでいくことを重要とした。その他、ニュースレターの活用法や、行動表の使い方、パアポ資料についてなど、細かい部分での質問も上がり、実施機関を参考にしながら先生方のアドバイスを元に、FCPの基本に基づいたやり方を再認識する機会となった。
また、お子さんの託児についても質問があがり、開催する曜日が平日か祝日かによって託児の必要性は変ってくるとし、機関によっては乳児院から託児のスタッフを補充することが可能なところもあるが、ただ、平日の日中での開催が(学校や幼稚園があっている時間帯)し易さはあるとした。また、初年度の方でFCPを実施した機関からは、子どもの成長により、今後、養成講座12+のプログラムの必要性を感じている機関もあった。
現在、今回のFCPファシリテーターを含め293名程のファシリテーターがいらっしゃいます。今後の見通しとして、初年度の方でFCPを実施した機関からの養成講座12+の需要が増えると考えられます、今年度は2月中旬での開催を予定しているので、早めの開催告知と受講漏れのないようサポートしていきたいと思います。
また、引き続きFCPの質の担保を守りつつ、ファシリテーターの皆様に安心してFCP事務局を頼っていただけるよう努めていきたいと思います。
参加者からの感想
●具体的なアドバイスをいただけたため。
●FCPの振り返りと他事業所の関わるスタッフの心構えが良くわかった
●皆さんの実践やお考えに触れることができ、非常に勉強になりました。
●他機関の様子をうかがうことで、様々な工夫や実施のヒントをいただくことができたため。またセッション内容についても、毎回「このセッションの意図は」という軸を確認できることが大変勉強になります。やり始めると参加者の反応から細かい部分で悩み始めるため、一歩引いて全体像を俯瞰できるのも有難かったです。
次回の開催は、2024年2月に予定。