開催日時:2025年1月29日 (13:30~16:30)形式:オンライン(Zoom)
乳幼児のためのライフストーリーワークでは、乳幼院(里親宅)で暮らす乳児の背景はさまざまである中、出来る限り、写真や数値、できるようになったこと、かかわってくれた人(モノ)の記録を残すことを、乳児の時からLSWの準備をしておくことについて、重要性とどのように取り組んでいくのか。このセミナーでは、そういったLSWについて学び、皆さんと共有していくセミナーとなっています。
今回で第4回目の開催となった乳幼児のためのライフストーリーワークは、全国の都道府県より(北海道、青森、岩手、栃木、埼玉、千葉、東京、神奈川、石川、長野、愛知、三重、大阪、福岡、長崎、熊本、鹿児島)17都道府県と幅広い地域より、計28名の方にご参加いただきました。
ご参加者様よりいただきましたご感想の一部を、下記にてまとめて報告させていただきます。
グループワークでの事例検討を通しての取り組みでは、各地域や職種による取り組み方や支援、関わり方を知ることができ、中には職種柄、父母と関わるなど立ち会う経験が少ない方でも、それぞれの立場での意見交換は刺激となった様子でした。また、才村先生による具体的で分かりやすい講義は、子どもの思いを考えて信実をきちんと伝えていく大切さを再確認でき、施設で出来ること、準備できることを洗いなおしてみたいという気持ちになった方や、丁寧にライフストーリーワークの土台作りを心掛けたいなど、今後のライフストーリーワークに意欲を持たれた方も多くいらっしゃいました。
その他、様々な立場からの意見を聞くことで視野が広がり、また、乳児院が施設や里親さんに繋げるストーリーとして様々な取り組みや方法があり、それを職員が共通意識をもって行うことの重要性や、子ども一人一人にLSWを取り組んでいくその意味の大切さを再認識できるセミナーだったと、多くの方に評価いただいております。
今回で第4回目となりましたが、今後も引き続き、開催を続けて参りたいと思います。
また、今年度の10月を第1回目として「ライフストーリーワーク:困難な事例のケース検討」のセミナーを開催しております。こちらのセミナーも大変興味深い内容となっておりますので、ご興味のある方はぜひご参加いただければ幸いです。