2023年6月開催 |コンサルテーションデイ

今回のテーマ「実践を、今一度FCPの開発者からに学ぶ」

 2016年にFCPの開発者でもあるKathyとCarolineが来日して以来、日本でもFCPの実践が各地で実施されるようになりました。そして2022年度で助成年度が終了し、一旦お二人によるコンサルテーションデイは終了となる予定です。思えば、7年間にわたってお二人にはたくさんのことを学ばせてもらって来ました。今回は、今一度フォスタリングチェンジ・プログラムの実践について、KathyとCarolineと皆さんで事例やスキルを振り返り、検討してポイントを学んでいきたいと思います。

 直接お話をお伺いする機会としては当面難しいと思われますので、この機会にぜひご参加いただき、お二人のお話を聞き、皆様の実践に活かしていただければと思っております。

 また質疑応答の時間を設けますので疑問点などを明らかにしていければと思っています。

 (通訳が入りますので、言語に関するご心配は不要です。)

コンサルテーションデイの今回の内容(予定)

(1)実践報告に対するコンサルテーション

  FCPの実践報告に対して、1事例程度を挙げ、KathyとCarolineにコンサルテーションをしていただきます。

(2)スキル・トレーニング

  FCPのスキルを1つ2つ希望を上げ、そのスキルについてのやり方やポイントをお二人から学びます。

(3)質疑応答

  参加者の皆さんから事前に質疑を提出していただき、その中から、特にお二人にお答えいただきたいものに回答していただきます。時間が余れば自由に質疑の時間としたいと思います。

コンサルテーションデイとは

フォスタリングチェンジ・プログラムの開発のメンバーであるキャシー・ブラッケビイ氏(Kathy Blackeby)とキャロライン・ベンゴ氏(Caroline Bengo)が、実践について公開コンサルテーションを行います。

対象者は、フォスタリングチェンジ・プログラムのファシリテーターとなった人です。

講師ご紹介

FCP 創始者であるキャロライン・ベンゴ氏・キャシー・ブラッケビィ氏(通訳あり)

 ♦キャロライン・ベンゴ氏 

資格を有するソーシャルワーカーとして 10 年以上の経験を持つ。 

法定機関およびボランタリーセクターの両方で勤務する。さまざまな民族的背景を持つ、さまざまな形態の 家庭-実親家族、里親家族、養子縁組家族ーのための仕事に従事し、豊富な経験を有する。 1990 年からは、委託されている子どものための仕事を専門に活動し、最初は専門的な里親事業に取り組 み、次いで 2002 年に子どもと青少年の精神医療ソーシャルワーカーおよびフォスタリングチェンジ・プロ グラムのための共同ファシリテーターとして、モーズレ―病院の素行障害・養子縁組・里親養育専門家チー ム(Conduct Disorder Adoption and Fostering National and Specialist team:CAF チーム)に参加する。 この間、里親家庭および養子縁組家庭を、彼らが直面する固有の困難な過程を通して支援することを専門に 治療的に対応し、エビデンスに基づく介入ー個人と家族への直接的ワークーを行う。彼女はまた、養子縁組 支援特別職員として 2 年間勤務し、親のためのグループの運営、目標を定めた介入の提供、養子になる前、 またその後の追跡のためのカウンセリングなどを行う。

その後 CAF チームに復帰し、家族との臨床実践と、フォスタリングチェンジ・プログラム完成のために尽 力する。マニュアルの改訂、ファシリテーターのためのコースの企画立案、そのイングランド全体への展開 に貢献する。 

♦キャシー・ブラッケビィ氏 

ソーシャルワークについて学んだ後、長年にわたってロンドン特別区のさまざまな区で子どもと家族のため に仕事をする。その後、メンタルヘルスの専門家となる。1990 年代初期にソーシャルワーカーとして、モ ーズレー病院の素行障害・養子縁組・里親養育専門家チーム(CAF チーム)に参加する。 その後、ロンドン特別区の貧困地区で子どものメンタルヘルス専門家として、情緒的問題や問題行動を抱え る課程と子どもの治療に従事する。また彼女の仕事の大部分には、同じくエビデンスに基づく介入によっ て、親ならびに医療および教育分野で働く専門家をトレーニングすることも含まれる。 その後 CAF チームに復帰し、臨床専門家として従事する一方で、フォスタリングチェンジ・プログラムの 改訂に参加する。同プログラムの効率的な普及を促進するために、イングランド全体の専門家をトレーニン グするためのファシリテーター・コースの企画および運営にも携わる。 

コンサルテーションデイ詳細とお申込みご案内

日程:2023年6月27日(火)

時間:PM17:00~20:30 (PM16:45より開場)※終了時間は前後する可能性がございます

定員:30名程度

対象者:ファシリテーター養成講座受講者

場所:オンライン(Zoomを使用します)

*オンラインに安定的につながる環境が必要になります。また、URLはご入金いただいた後、ZOOMの使用法についての連絡も含め、参加者様へ実施数日前までにお知らせいたします

受講料:お1人様 8,000円(税込み)

キャンセルについて:お振込み後のキャンセルは災害等の特別な事情を除いて原則ご返金には応じかねますこと、ご了承ください。また、講座開催1カ月前を過ぎてのキャンセルの場合、いかなる場合も返金致しかねますので、何卒ご了承ください。

参加条件:ファシリテーター養成講座受講者

参加者数:30名程度

*参加者多数の場合は、参加条件を満たしているかなどの選考上で先着順となります。定員になり次第締め切らせていただきます

 申し込み期限:2023年6月20日

お申込み:コンサルテーションデイにご参加希望の方は下記の「お申込みボタン」よりお申し込みください。フォームより申し込みいただきますと、自動返信メールにて・開催概要と・参加費のお振込み先が届きますので、ご確認ください。

※セキュリティの関係等で申し込みフォームが開けない場合は、お問い合わせよりご連絡ください。

※入力していただいた個人情報は当団体にて厳重に管理し、フォスタリングチェンジ・プログラム及び、その他当団体主催の里親支援関連のお知らせ以外の目的では使用いたしません。

※お申込み確定後のキャンセルはお控えいただきますよう、何卒お願い致します。

【主催】(一社)無憂樹事務局

【企画アドバイザー】

 松﨑 佳子 氏(広島国際大学特任教授、臨床心理士・公認心理師、SOS子どもの村JAPAN理事) 

 上鹿渡 和宏 氏(早稲田大学人間科学学術院教授、児童精神科医、博士:福祉社会学)