【開催レポート】第8回 乳幼児のためのライフストーリーワークセミナー(2026年6月25日開催)

開催日時:2026年6月25日(13:30~16:30)
形式:オンライン(Zoom)

 乳幼児のためのライフストーリーワークでは、乳幼院(里親宅)で暮らす乳児の背景はさまざまである中で出来る限り、写真や数値、できるようになったこと、かかわってくれた人(モノ)の記録を残すことを、乳児の時からLSWの準備をしておくことについて、重要性とどのように取り組んでいくのか。このセミナーでは、そういったLSWについて学び、皆さんと共有していくセミナーとなっています。

 今回で第8回目となる開催は全国の都道府県より(北海道、青森、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、岐阜、愛知、滋賀、大阪、兵庫、鳥取、岡山、山口、高知、熊本、宮崎)18都府県と幅広い地域から計30名の方にご参加いただき満席となりました。

 ご参加者様よりいただきましたご感想の一部を元に、下記にてまとめて報告させていただきます。

 今回の参加者の悩みとして多かったのが、乳幼児のライフストーリーワークについて、里親や子どもに対してどう情報を伝え信実告知をするのか、それに対し何をどう取り組んでいけば良いのか、また児童相談所と里親、機関とはどのように連携して行くのかを知りたいとう方々が多く、中には乳幼児の里親委託が増えているといった機関からの参加者も見受けられました。

  感想の多くには、乳幼児期のライフストーリーワークにおいて、幼児期は記憶を言葉として残せないからこそ、関わる大人や関係者が「あなたが愛されていたこと」「どんな人が関わっていたか」を代わりに記録しておくことが、その子のアイデンティティの土台になっていく為、乳児院の中で完結させるのではなく、次の養育環境へのバトンタッチ(里親さんや施設)は重要であり、子ども本人の未来へつなぐための大切な役割りであることを再確認したといった内容は多く、また、事例を通してのワークでは、幼い子どもに重い事実をどう伝えたらいいのかは、現場の誰もが最も悩むところ、他機関の取り組み方法を情報交換しながら考えを出し合う時間はとても貴重な体験となり、先生からの「事実に対して誠実でありつつ、子どもの発達に合わせて丁寧にゆっくり伝える」と言ったアドバイスは、多くの参加者の心に響いた様子でした。

 LSWの現場は「これで合っているのだろうか」と孤独になりがちです。事例検討やグループワークを通じて、「同じ悩みを抱えている仲間がいる、話せる仲間がいる」「この方向性でいいんだ」と感じられたことで、参加者の皆さんの心が軽くなり、単なる「知識のインプット」に留まらず、明日からの実践へのエネルギーに繋がったと思料しています。次回の開催は、11月頃に予定をしております、引き続き多くの方にご参加いただければ幸いです。