【開催報告】FCP フォローアップ・ミーティング(2023年1月)

開催日時:2023年1月24日(火)9:30~16:00

形式:オンライン(Zoom)

フォスタリングチェンジ・ジャパンは、フォスタリングチェンジ・プログラム(FCP)ファシリテーターのスキルの向上とクオリティの維持を目的とし、定期的にフォローアップ・ミーティングを開催しております。

2022年度4回目となる今回のフォローアップ・ミーティングには、第1回養成講座受講から第12回養成講座を受けられたファシリテーターの中から、23名のファシリテーターが参加され、9県(青森、栃木、千葉、神奈川、新潟、滋賀、京都、福岡、熊本)より、15機関から報告が行われました。その内「実施報告」が4機関、「状況報告」が6機関からの発表となりました。

今回の内容としては、なかなかコロナが収束しない環境におて参加者人数が少ない中、FCP実施にあたり起きた問題点を中心に、里親さんが参加しやすい体制や仕組み、欠席後のアフターセションについて等の工夫と課題があがった。特に、セション途中での欠席者が出た場合の対策や各機関がなされている工夫を共有することは貴重な情報交換に繋がった様子。また、ご夫婦での参加の場合についての、ロールプレイ等での組み合わせ方についての情報交換もなされた、家庭訪問時からのファシリテーターによる観察力はとても重要であるとし、普段のご夫婦の関係性と子どもとの関わり方の情報収集を踏まえた上で、ファシリテーターが事前に話し合っていくことは大切であるとした。

 今後、2023年度はコロナについての捉え方が変化していき、対策も緩和されて行くと予想される、そんな中、FCP実施を引き続き実施していくにあたり、これまでのファシリテーターの経験と困難から出た多様なアイデアと工夫は貴重であり、今後のFCPを支えるものになっていくと思慮する。

参加者からの感想

●他機関の実施の様子を写真などで見ることができ大変参考になりました。温かい雰囲気が伝わり、またやりたい・頑張ろうと思うことができました。また、先生方のコメントも一つ一つ勉強になりました。プログラム内容の勉強だけでなく、いろいろな機関や県・施設への働きかけも戦略的にやっていく必要があるのだと学びました。知恵を出しながら開拓していきたいと思えました。

●今年度、初めてファシリテーターとしてプログラムを実施しました。今回の実施がどのようなものだったか、振り返る時間を作れたこと、皆様からご意見をいただけたこと、次につながるヒントをいただけたように感じ、満足しました。

●FCP実施に向けて、他機関でいろいろ取り組まれている工夫を聞くことができ、とても参考になりました。都道府県によって里親支援の組織(システム)が大きく違い、実施するにあたって、連携の利点や困難も聞くことも出来ました。

●まだまだ開催できる状況にはなっておりませんので… 不安が大きいですが、他機関の実践発表(工夫した点が聞けること、実際の写真が見れることなど)は、取り入れたい点がたくさんあり参考になりました。 自分の地域だけでどうやったら開催できるのか?と検討していても何も進まないので、先生方のご助言をいただき見通しができることも大変学びの場となりました。ありがとうございました。

次回の開催は、2023年夏季頃に予定。